お金の貯まらない人は浪費が多い人です。浪費は貯金の大敵です。浪費を投資に変えてこそ貯金ができるのです。お金の3つの使い方の項で、消費、浪費、投資について説明しました。その中で貯金のためには浪費を減らすことだと書きました。でも減らすだけではいけません。減らした分をそのまま貯金に回すのもいいのですが、投資での見返りを期待してもいいのではないでしょうか。
投資での見返りと言っても、なにも金銭面での利益だけではありません。たとえば自分の将来のための勉強やスキルアップのために投資することもできるのです。具体的に言えば、社会人大学に通ったり、資金運用のセミナーに参加するための学費として使っったりするのです。これも将来的に自分の生産性を高めるためにお金を使うのですから立派な投資と言えるのです。したがってこれもいつかお金を増やすことにつながってきます。
お金の貯まらない人はお金の使い方のパターンが決まっている
何度も言いますがお金には3つの使い方があります。これをよく知ってバランスよくお金を使ってこそ、貯金ができる人になれるのです。でも貯金のできない人はこのバランスがよくありません。そうした人には共通したお金の使い方のパターンがあります。つまり消費と浪費のみにお金を使っており、その二つがほとんどを占め、もう一つの投資にはほとんどお金は回していないのです。これでは貯金どころではなく、遅かれ早かれ家計はパンクしてしまいます。
したがってこうした人はできるだけ早くお金の使い方のバランスに気づかなければなりません。そのためにはまず家計簿をつけることから始めて、3つのお金の使い方のうち、浪費について早く気づくべきです。それに気づいたら、貯金ができない体質になっているその病巣を取り除くことに着手することが貯金への第一歩なのです。そうでなければいつまでたっても貯金のできない体質を改善することはできません。貯金のできる体質に変えること以外に貯金への道を開く方法はないのですから。